どうも、まさきです。
ぼくは現在ダンボール3箱分の持ち物で生活しているミニマリストです。
本ブログではミニマリスト関連の記事を多く書いていますが、自分がミニマリストになったきっかけなどを書いたことはなかったなと思い、今回筆をとりました。
若干長い記事にはなりますが、お付き合いいただければと思います。
ミニマリストとの出逢い
正直どのタイミングでミニマリストという言葉を知ったのかは覚えていません。
いきなり話の腰を折るようなことを書いてすみません。。。
自分が覚えている限りの一番古い記憶は『小さい小銭入れ』と出逢ったときなので、そのときのエピソードから書いていきます。
『小さい小銭入れ』との出逢い
あれはたしか2018年の1月頃。
財布を小さくしたいと思って色々調べていたときに下記の記事を読んで衝撃を受けました。
>>【レビュー】abrAsusの「小さい小銭入れ」はミニマリストにぴったりなキーケース
なんだこの財布は…そもそもこれ財布なのか…この人は一体どこからこの財布を知ったんだ…
サイト運営者に興味を持ってトップページを見たときに「ミニマリスト」という言葉を見ました。
ミニマリストという言葉は元々知ってましたが、強く意識したのはこのときが初めてだったと思います。
このブログの運営者こそミニマリストなら誰もが知っている「ミニマリストしぶ」さんです。
しぶさんのブログは熱心に読んでいました。
特に全持ち物リストという記事は隅から隅まで読んでたのを覚えています。
この記事を読むことで、なにを持っていれば必要最小限の生活できるのかがわかりますからね。
ちなみに『小さい小銭入れ』は買わずに、同じメーカーの『小さい財布』を購入しました。
ミニマリストという生き方
ミニマリストという生き方を知ったときは衝撃を受けました。
モノをほとんど持たなくても生きていける。
そんなことあるか〜いというツッコミと、どこか納得している気持ちが半々でした。
部屋を見渡してみたら、たしかにほとんどのモノは無くても生きていけるものばかり。
それにモノを持っているほど次から次へと増えていく。
ならば手放した方が支出も減るしシンプルに暮らせるんじゃないか?
そう思ったのがミニマリストに興味を持ちはじめたきっかけでした。
ミニマリストという言葉を知る前から生活のムダを省きたいという気持ちはありました。
言葉を言い換えると”効率化”です。
最初に財布を小さくしたいと思ったのもムダ削減の一つですしね。
ミニマリストを目指さない理由はないなと思い、本気でミニマリストになろうとしました。
その気持ちがエスカレートして断捨離を重ねた結果、最終的にはダンボール3箱分の持ち物で暮らすようになっていました。
ここまでモノが少なくなるとは思ってもいませんでしたが、どこかでこれくらいの持ち物にしたいと潜在的に思っていたのかもしれません。
では、次の項目からミニマリストになろうと思った理由をさらに細かく解説していきます。
ミニマリストになろうと思った理由
ミニマリストになろうと思ったのには3つの理由がありました。
それが以下です。
- 物欲から解放されたかった
- 物事の選択肢を減らしたかった
- 貯金がしたかった
ミニマリストになると、これら3つのことを全て解決するのではないかと思ったのがはじまりでした。
では、それぞれ解説していきます。
物欲から解放されたかった
ミニマリスト(モノを最小限に抑える人)になる前はマキシマリスト(モノを最大限に持ちたい人)でした。
特に映画と音楽にハマっており、映画に関してはホームシアターを構築しようとしていたくらいです。
当時の持ち物は以下の通りです。
- 大型テレビ
- AVアンプ
- スピーカー
- CDプレーヤー
- レコードプレーヤー
- Blu-ray(約200枚)
- CD(約100枚)
「なんだそんなもんか…」
「いや、多いな!!」
感じ方は人それぞれだと思いますが、ぼくにとってはこれら全てが贅沢品でした。
テレビはわざわざ大型にする必要はないですし、テレビ周辺機器もぶっちゃけ無くて困るものではありません。
レコードプレーヤーはなんで持ってたんだよ…今振り返るとそう思います。笑
特に厄介だったのはBlu-ray。実に200枚近く持っていました。
スチールブックというスチール素材のパッケージに魅力を感じ、気軽な気持ちで一つ買ったら次第に物欲が止まらなくなってしまいました。
一度物欲のスイッチが入るとなかなか止めることができません。
財布の負担になっているとわかっていながら出費をかさね、コレクションすることでそのストレスを解消しようといういかにも矛盾した行動をとっていました。
コレクションはあくまでコレクション。持っていても生活に役に立つことはありません。
そう考えたとき、Blu-rayを書い続けるのがバカバカしくなり、ミニマリストという生き方をしようか真剣に考えはじめます。
ミニマリストになれば物欲から解放されるかもしれないという期待を持ちはじめたのもこのときです。
ミニマリストになろうと思った理由は他に2つ(後述します)がありますが、ここがミニマリストの一歩を踏み出すきっかけでした。
物事の選択肢を減らしたかった
モノを持っていると、生活の中で選択する機会が増えます。
例えば着る服を選ぶのも選択の一つです。
服を多く持っているほど何を着ようか悩みますよね。
ぶっちゃけ服装を気にしているのは自分だけですし、他人から見ればなにを着ていようがあまり関係ないんですよね。
特に一人で買い物に出かけるときは最低限の格好さえしていれば誰も気にしないですからね。
部屋が散らかっているときも同じことが言えます。
部屋が散らかっていると「いつか片付けなきゃ」という気持ちが生まれます。
すぐに片付けられたらいいのですが、先延ばしにするとずっとモヤモヤが残ります。
先延ばす機会をなくすには、片付けを習慣づけるかモノをなくすしかありません。
片付けを習慣づけるのもいいですが、それは継続性が問われますし、そもそも部屋は散らかるという前提での話ですよね。
ならば、片付けという選択肢を消すためにモノを減らした方がいいのでは?と考えるようになりました。
このように、モノを持つことは選択の機会が増え、部屋が散らかる原因にもなります。
選択することの全てが悪いわけではありませんが、極力なくした方が生活がシンプルになるのは明白です。
これらの原因を根本的になくすために、ぼくはミニマリストになる道を選びました。
貯金がしたかった
貯金がしたかったというのは、2つの切り口から考えました。
- モノを捨てるのではなく売りたかった
- 退職後の生活費を貯めたかった
モノを捨てるのではなく売りたかった
ミニマリストになるために欠かせないのが断捨離です。
断捨離というと、バッサバッサとモノを捨てるイメージがありますが、ぼくは闇雲に捨てたくありませんでした。
なぜなら、モノは資産だと思っていたからです。
どんなモノでも一度は所有していたモノなので、捨ててしまっては味気ないですし、できれば誰かに使ってもらいたいなと思っていました。
そんなときにメルカリと出逢います。
メルカリなら他の誰かに譲れるし、自分も稼げるので一石二鳥です。
しかも高単価で売れますからね。
あれよあれよとモノが売れ、いつの間にか150万円ほどの収益になっていました(メルカリ以外の取引も合算)。
売ることをしていなければ、150万円をドブに捨てていたも同然でした。
もしこれから断捨離をしたい方はメルカリを利用するのをおすすめします。
こうして貯金を作ることで生活の足しにしたいと思っていました。
そのお金の使い道は次の項目で解説します。
退職後の生活費を貯めたかった
当時のぼくは退職したいと考えていました。
当たり前ですが、退職したら次の仕事に就かない限りは無収入です。
しかしぼくは就職せずにフリーランスになりたいと考えてたので、まずは貯金が必要だと考えます。
フリーランスとして生計を立てるには時間がかかると思っていたので。
まずは一年くらい無収入でも暮らせる生活費を貯めようと思い、断捨離と同時にメルカリを使って出品をはじめます。
メルカリを使ってモノを売ることにこだわっていたのは、少しでも退職後の生活費を貯めたいと思っていたからです。
今では当時コツコツ稼いでいたお金を使って暮らしているようなものですが、この経験がなければ今の生活はできず、会社を辞めることもできなかったと思います。
退職の理由などはこちらの記事をどうぞ。
ミニマリストになってからの生活
ミニマリストになってライフスタイルが大きく変わりました。
モノが少ない生活は不便なんじゃないか?という疑問に今なら答えられます。
自分が本当に必要とするモノさえあれば全く不便ではありません。
モノを減らして時間が増えた
持ち物の取捨選択には大変なこともありました。
しかし、それを乗り越えて必要最低限のモノにまで抑えられた今、余計なことに時間を取られなくなりました。
片付けをする時間、掃除をする時間、モノを探す時間、服を選ぶ時間、買い物に行く時間など。
部屋がシンプルだとやることもシンプルになります。
部屋が散らかることもありません(片付けの意識は必要ですが)。
モノに悩む時間が激減し、自分のやりたいことに使える時間が増えました。
モノを減らした先にあるもの
ミニマリストになるにはモノを減らすことだけでなく、減らした先のことを考えるのが重要です。
- 物欲から解放されたかった
- 物事の選択肢を減らしたかった
- 貯金がしたかった
ぼくにはこの3つの目標があったのでミニマリストになろうと思いました。
この目標がある程度叶った今、次のことに目を向ける必要があります。
それについては次の項目で書いていきます。
ミニマリストとしてのこれから
やりたいことに全力投球する
- 物欲から解放されたかった
- 物事の選択肢を減らしたかった
- 貯金がしたかった
先ほどの続きですが、これからどうしていくか。
答えは単純です。やりたいことに全力投球するだけです。
それだけのことをできる環境は整えてきたつもりですし、さらにミニマルな生活ができるように磨きをかけていきたいとも思っています。
モノを増やすという選択
ミニマリストになって自分にとっての必要最低限はわかったので、そろそろ必要に応じて増やすことを視野に入れようかなと考えてます。
例えば冷蔵庫。無くても問題ないけどやっぱり欲しい。
クーラーボックスとかで代用できるかな?そんな感じで、徐々に最適化していくフェーズに入ろうかなと。
— ミニマリストまさき (@sawa_masaki_) 2019年1月17日
しかし、今までモノを減らしてきた分、徐々に増やしていこうとも考えています。
あれ?さっきと言ってることが違くね?
と思ったかもしれませんが、ミニマリストはモノが少なければ少ないほどいいというわけではありません。
あくまで自分の生活に最低限のモノを取り入れ、効率的に生活するのを考えることも大事です。
例えば、ぼくは冷蔵庫を持っていません。
冷蔵庫はなくても生活できるのですが、やはりあった方が生活の質は断然上がります。
今後は生活の質をあげるためにはモノを増やすことも視野に入れていこうかなとも思っています。
最後に
というような感じで、ミニマリストという生き方を知ってから今に至るまでを書いてきました。
2018年の1月頃に小さい小銭入れと出逢ったのを入り口に、今ではダンボール3箱分の持ち物になりました。
当時の自分からしたら信じられないような出来事です。
モノはむやみに減らせばいいというものではありませんが、少なくすることでぼくのように人生が変わることもあります。
もしミニマリストに興味がある方は、ミニマリストになりたい理由をしっかり考えたうえでなって欲しいと思います。
ここまで長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
最後に一言。
心からミニマリストになってよかったと思っています。