持ち物を減らしすぎて失敗したことってあるの?
このような疑問にミニマリストの僕がお答えします。
どうも、まさきです。
ぼくは現在ダンボール3箱分の持ち物で暮らしているミニマリストです。
最初から持ち物が少なかったのではなく、試行錯誤を繰り返して減らしました。
その過程では、予想していなかった失敗もしてきました。
本記事では、持ち物を減らしてから失敗したと思ったことを5つ書きます。
※本記事の内容はあくまで僕の体験談です。
ミニマリストが持ち物を減らしすぎて失敗した5つのコト
- お金を使うのが嫌いになる
- こだわりが強くなりすぎる
- 生活が不自由になる
- 趣味が無くなった
- 来客対応に困る
お金を使うのが嫌いになる
必要最小限のモノで生活していると、以下のような変化が起こります。
物欲がなくなる→貯金できる→お金を使う機会が減る→お金を使わなくなる
お金を使いたくない気持ちが強くなり、支出には異常なこだわりを持つようになりました。
価格を比較せずにはいられなくなる
『少しでも安いものを』と考えるようになり、商品選びに時間をかけすぎてしまいます。
例えばヨーグルトを一つ買うのにしても、数十円を節約しようと様々な店舗を回ったり、高ければ買わないこともよくあります。
たとえその時に食べたいという感情があったとしてもです。
節約にこだわりすぎて、買い物が不自由になるというデメリットが生まれました。
100円でも買おうか悩む
100円のモノでも10分くらいは買おうか悩むようになりました。
モノの必要性を吟味したあとで、それは本当に価格に見合った買い物なのかを毎回考えています。
たかが100円なんですが、まるで1,000円相当の買い物をするかのように悩みまくります。
100円ショップでもこのように考えているので、自分でもバカバカしくなることがあります。
カフェに行けなくなる
カフェではコーヒーを注文すると300円前後かかると思います。
「休憩(作業)スペースとコーヒーを確保するために300円は払えないな…」と思うようになり、カフェを敬遠するようになりました。
これがエスカレートすると、某ファストフード店しか利用できなくなります(僕の場合は)。
『お金 > 環境』という思考は、行動を制限してしまいます。
数百円を節約するためにわざわざ遠出したり、興味があるお店でも値段で判断してしまったり、いいことばかりではありません。
お金にこだわりすぎると思うように行動できなくなるので、息苦しさを感じることがよくあります。
※この経験をメリットとして昇華している記事もあります。
こだわりが強くなりすぎる
必要最小限のモノで生活していると、一つ一つのモノへのこだわりが強くなります。
自分が納得いく商品でないと絶対に買わないという気持ちが強くなると、商品選びに異常な時間をかけてしまい、時間が奪われてしまいます。
ボールペンを買うのに数時間悩んだり、服を買うのに数週間悩んだこともありました。
ボロボロになるまでは買い替えない
僕は買いたい商品があってもすぐには買いません。
なぜなら、使えるものは限界が来るまで使いたいと思うからです。
その理由は以下の通りです。
- まだ使えるのに買い替えるのはもったいない
- 買い替えにはお金がかかる
このようなこだわりができたのはミニマリストになってからです。
もっと軽い気持ちで買い物をしたいのですが、お金とモノへのこだわり(執着)が強くなるとそれが簡単にできなくなってしまいます。
お金とモノへのこだわりが強いと普通に買い物できなくなります。
生活が不自由になる
生活をシンプルにするためにミニマリストになる人が多いように思います。
それ自体は全然悪いことではなく、むしろ素晴らしいと思います。
しかし、モノが少ないことにこだわりすぎると”少ないが正義“と考えがちになります。
必要なものまで手放し、結果的に不自由になる。
僕がそうでした。
“何が大事か”を考えることが超大事
このような悲劇を起こさないためには『自分は何を大切にしているのか』を考えることが超大事です。
ミニマリストは必ずしも持ち物が少なければいいのではなく、自分が大切にしているものは持ち、不必要と思うものは手放す。
これが基本だと思います。
何もかも手放してしまうと、大切なものさえ手放してしまうようになります。
趣味が無くなった
ぼくは映画鑑賞が好きで、Blu-rayを買うことが趣味でした。
しかしBlu-rayを買ったら物欲が満たされ、あまり再生せずに放置していました。
つまり、買うことで満足していたということです。
次第にコレクションすることが目的になり、途中でBlu-rayを買う意味がわからなくなって手放しました。
しかし、その後なぜか映画自体への興味が薄くなり『映画を観る』という趣味そのものを手放していたことに気づきました。
コレクション系の趣味は手放した方がいい?
僕はミニマリストになるためにコレクションを手放しました。
この経験から言えることは、コレクション系の趣味は手放した方がいいこともあるということです。
なぜなら、ただの浪費になっている可能性があるからです。
手に入れたら物欲が満たされ、その後ずっと放置しているならお金の無駄遣いしているのと変わりません。
たとえばフィギュア集めが趣味の場合、家で鑑賞したり遊んだりするならいいですが、ホコリをかぶるくらい放置しているなら意味ないと思います。
基本的に趣味を手放すのはおすすめしませんが、物欲を満たすための買い物になっている場合はよく考え直した方がいいと思います。
コレクション(Blu-ray収集)を辞めて後悔してないの?
僕は全く後悔していません。
コレクションを辞めてからは支出が激減し、生活にかなり余裕ができるようになりました。
最近では映画を観ることを趣味として楽しむことができており、Blu-rayが無くても満足できています。
来客対応に困る
ミニマリストの部屋は必要最低限なモノしかないので、来客時は工夫が必要です。
娯楽がないと退屈させてしまうことになりますし、食事をするときも来客用の食器がなかったら買い足しに行く必要があります。
来客時に何が必要かをしっかり考えておかないと相手を困らせてしまいます。
てかそんな状態で家に呼べるの?
正直、あまりにモノがないので気軽には呼べません。
来客のために何か買おうとも思えませんし、一泊するとなったらプチパニックです。
外で遊ぶなどした方が間違いなく充実した時間を過ごせると思います。
持ち物を減らしすぎて失敗しないためには
ここまで読むと「ミニマリストは大変だ」と思うかもしれませんが、これは僕の場合なので他のミニマリストは違うはずです。
全てのミニマリストに当てはまることではないのでご理解ください。
というわけで、僕みたいにならないようにするためには以下のことが大切です。
- 持ち物を手放した生活をイメージする
- 持ち物とお金の関係を考える
持ち物を手放した生活をイメージする
持ち物を減らしすぎて「失敗したかも」と思う可能性は十分にあります。
そうならないためには、モノを手放すことでなにが起こるのかをイメージすることです。
例えばフライパンを一つ手放すにしても「このフライパンがなくなったらどうなるか」を真剣に考えます。
- 炒め物を作れなくなる
- 麺類をゆでられなくなる
- お湯を沸かせなくなる
など、デメリットを思いつくままに挙げていき、それでも手放して大丈夫と思ったら手放しましょう。
フライパンではなく、他のもので代用できないか考えるのも有効的です。
モノを手放すときは「これを手放したら生活にどのような変化が起こるのか」をイメージすることで、失敗を未然に防ぎやすくなります。
なにも考えずに手放したら後々苦労したり後悔することもありますからね。
持ち物とお金の関係を考える
僕はミニマリストになったことでお金の使い方がシビアになりすぎました。
そうならないためには、持ち物を減らしたらお金はどう使うようになるかをイメージしることが大切です。
必要最小限のモノで暮らすということは、必要以上にモノを増やさない生活をするということです。
ここで予想できるのは、お金を使う機会が少なくなることです。
ミニマリストになる過程で「もっとモノを減らしたい」と思うことがあるかもしれません。
お金の管理も同じで、支出が減ったら「もっと支出を減らしたい」と思うかもしれません。
もちろん節約志向は大事ですが、度が過ぎると思うように行動できなくなり、次第に財布に支配されるようになります。
僕は支出を減らしたいと思いすぎましたが、お金のことを考えすぎないようにしたいなら「ここでは使う・ここでは使わない」というメリハリをつけるといいと思います。
ミニマリストの生活から学べるものは多い
本記事では失敗をテーマに書いてきましたが、ミニマリストの生活から学べるものはとても多いです。
必要最小限のモノで暮らすのは必ずしもいいことだけではないですが、これだけのモノがあれば生きていけるという自信がつきますし、お金の使い方や節約の方法を勉強できます。
特にお金の使い方に関しては一生ものの考え方が身につくと思っています。
もし失敗しても、後悔するのではなく教訓にすることが大切です。
本記事の内容を鵜呑みにするのではなく、自分だったらどうするか・どうなるかを考えてみてくださいね。