退職を決意した理由を書いた記事を読んでみたいなぁ…
はい。接客業を2年で退職したぼくが書きましょう。
どうも、まさきです。
会社を退職するのは勇気がいりますよね。
本当に退職していいのか…?
もう少し頑張るべきでは…?
こんな悩みが尽きないと思います。
ぼくも半年くらい悩みましたが、「半年も辞めたいと思ってるなら間違いないはず」と思って退職を決意しました。
色々理由を考えるのも大事ですが、『直感』も大切にした方がいいと思います。
ぼくのバックグラウンドは以下の通りです。
- 25歳で退職
- 接客業に2年間勤務
- 契約社員として入社後一年で正社員昇格
- 事業所が嫌すぎて異動待機→異動候補になるも叶わず
本記事では、そんなぼくが退職を決意した理由を本音で書いていきます。
退職を決意した理由を本音で打ち明ける
ぼくが退職を決意した理由は、大きく分けて6つあります。
- 会社員として働くことに疑問を感じた
- 現在の職場で働く意味を喪失した
- 出社前に鬱な気持ちになる
- 人間関係に疲れた
- メールチェックに疲れた
- 突発的なトラブル対応が多すぎる
会社員として働くことに疑問を感じた
退職を決意した理由は、これが一番大きな要因でした。
そもそもなぜ会社員として働かなくてはいけないのかを冷静に考えてみたところ、
- お金を稼がなければならない
- 会社員として働くことが常識だから
ぼくが会社員として働いていたのは以上の2つが理由でした。
ここでは「会社員として働くことが常識だから」を掘り下げて書きます。
会社員は、会社に利益をもたらす仕事をするのが務めで、その対価として給料をもらうという構造になっています。
ですが、ある日突然こう思いました。
赤の他人が所有している会社の利益についてなぜ自分が考えなければならないのか…
自分と血縁関係がある人の会社を相続するならまだしも、そうでなければ赤の他人が所有している会社のためにせっせと働いているということになります。
冷静に考えれば、これは変な話だと思います。
「自分の居場所はここではない」と思うようになり、社長や株主のためでなくて自分のために生きようと考えました。
これが、ぼくが退職しようと思った初めのきっかけです。
現在の職場にいる意味を喪失した
会社に入社してから1年が経ったころ、一通りの業務をほぼ経験しました。
すると、新しく覚えることが無くなって毎日をなんとなく過ごすようになりました。
それではダメだと思って何か目標を立てたてようとしましたが、結果的に目標を立てることはできませんでした。
なぜなら、既に会社で働く意味そのものを見失っていたからです。
働くからには目標を立てて邁進することでモチベーションを保てますし、仕事が捗ります。
なんとなく仕事をしているだけでは面白みがなく「自分はどうしてここで働いているんだろう」という疑問と常に隣り合わせになっていました。
本格的に退職しようと思った時期は、入社して1年半が経って全ての業務を覚えたときでした。
「この会社にいたらずっとこの業務を繰り返すのか」と思ったとき、絶望を感じました。
「自分がやりたい仕事はこれじゃない」と薄々思いはじめていた時期でもあったので、この仕事を続けていくのは難しいなと本気で悩み出します。
本当に辛くなり、この会社にいても精神的に消耗するだけだと思い退職を決意しました。
出社前に鬱な気持ちになる
出社前になると仕事に行きたくないと思うのはよくあることだと思います。
ぼくはこの気持ちを約半年間ずっと抱えながら過ごしてきました。半年間毎日です。
我ながらそんな精神状態でよく半年間も会社に通えてたなと思います。
まず起きたらシフトを確認し、出勤かを確認するところから一日がスタートします。
ここで出勤かどうかで一日の気持ちと過ごし方が決まります。
出勤だったらもちろん憂鬱になり、布団から起き上がるのが困難でした。
出社するためにシャワーを浴びたり歯を磨いたり着替えたりしている時間が一番憂鬱に感じました。
出社するためになんでこんなことをしなきゃいけないんだと毎日思っていました。
そんな気持ちで出社しても仕事はうまくいくはずもなく、普段失敗しないところで失敗を繰り返し、上司に怒られて同僚からは本気で心配されてしまいました。
負のスパイラルから抜け出せず、もう無理だと思ったのが退職を決めた理由の一つです。
人間関係に疲れた
人間関係は会社に所属するうえでは最も重要なことだと思います。
しかし、ぼくはあまり会社の人間関係を好きになれませんでした。
特に以下のことにはかなり消耗しました。
- 会社の上下関係
- 人間関係を選べない
- どんなに小さなことでも報連相
会社の上下関係
特に上司との関係につまづきました。
ほんの少しのミスで怒鳴り散らされ、何かをやり遂げても褒められることは一切なし。
どうせなにをやっても褒められることはないので、ミスだけはしないようにと思いながら毎日を過ごしていました。
しかし、ミスは許されないという空気からプレッシャーを感じてミスを連発してしまうようになりました。
そして怒鳴られ、またプレッシャーを感じて失敗を繰り返す。
当時を振り返ると、どうしようもないほど追い込まれていました。
上司が事務所にいるときはピリつき、社員同士で会話ができる雰囲気ではありませんでした。
その場にいたいと思えるような環境ではなかったです。思い出すだけでもつらい…
なぜこんな環境で消耗しなければならないのか…ずっとそう思っていました。
躓いたのは上との関係だけでなく、下との関係でもありました。
ぼくは社員だったので、下にはアルバイトスタッフがいます。人数にしたら約60人です。
彼らに何かと指示出ししなければいけない立場だったので、ここにもかなり消耗しました。
ぼくはリーダーシップをとるのが苦手なタイプなので、この仕事を通してなんとかリーダーシップを身につけようと努力した時期もありました。
入社時と比べれば少しは身についたと思いますが、自分が満足いくところまで成長することはできませんでした。
なぜなら、リーダーシップをつけるためには性格を変える必要があると思ったからです。
正直、性格を変えてまでリーダーシップをつけたいとは思うことができなかったので、途中で成長することを挫折しました。
人間には向き不向きがあることを理解し、不向きなことを頑張り続けても辛いだけだと思いました。
人間関係を選べない
会社に所属していると人間関係を選べません。
当たり前のことですが、冷静に考えてみるとしんどいです。
人間には相性の良い悪いがあるので、合わない人と一緒にいるのはストレスです。
特に上司との相性が合わなければ最悪です。
人間関係は運次第です。
ガチャガチャを同じように、蓋を開けるまではどのような環境かはわかりません。
人間関係は仕事をする上では超大事なので、選べるようになるべきだと思うんですけどね…
どんなに小さなことでも報連相
報連相(報告・連絡・相談)にはかなり消耗しました。
これがうまくできない時点でぼくは会社員に向いてない人間なんだなとも思いました。
そもそも質問が頻繁に生まれるという環境自体に疑問を感じます。
質問は複雑な事案があるから生まれるものなので、物事をシンプルにすけば質問が生まれること自体減らせるはずです。
会社員という立場である以上、会社や上司が決めた方針には簡単に逆らえません。
この辺もかなり息苦しさを感じていました。
メールチェックに疲れた
メールチェックにも消耗しました。
自分には関係ないようなメールでも容赦無くCcに入れられたりしますからね。
担当業務以外のメールも来るので、上司から突然「あのメールの内容の仕事やっておけ」という命令も頻繁にありました。
担当業務ならまだしも、他人の仕事を請け負わなければならないのはストレスでしかありません。
要するに、仕事を選べないということですね。
休日でもお構いなしに同僚から「あれもこれもできていなかった」というお怒りメールが届くこともあります。
些細なことでも指摘してくるので、休日にメールを読んで辛い気持ちになることもありました。
次第に休みの日はメールを見なくなりましたが、出社したらお怒りメールを読むことになるので落ち込むこともしょっちゅうでした。
どのみち会社の業務が原因で消耗するなら、メールチェックや会社で働くということ自体を無くしてしまいたいと思うようになりました。
突発的なトラブル対応が多すぎる
ぼくの勤める会社では、日常的に何かしらのトラブルがあります。
それは人間関係でも機械的でもあります。
社員という立場になれば、トラブルがあればなんでも対処しなければなりませんし、対応が遅れたりミスをしたら周りから罵声を浴びる機会も少なくはありません。
他社製の機材がトラブルを起こしたら他社と連絡を取らなければいけませんし、自社内のトラブルは本社に連絡しなければいけません。
もはや『なんでも屋』という状態です。
こんなところで消耗するのはバカバカしいと思います。
自分でなくても他の社員でも対応できますし、必ず自分がやらなくてはいけないことでもないと考えると尚更です。
退職を決意する前に考えておきたいこと
この記事をここまで読んでくださった方は、おそらく退職を考えている方だと思います。
退職を決意する前に、それは無謀なことではないかを考える必要があります。なぜなら、退職後に会社に残ってればよかったと後悔してからも遅いからです。
以下の3つです。
- 1年後の自分を心配する
- 退職しても生活できるか
- 退職後のキャリア
1年後の自分を心配する
退職を決意する前に一番考えて欲しいことは、1年後の自分が今の会社で活躍しているところを想像できるか…ということです。
ここでもし活躍していたり楽しく仕事をしているところを想像できたら、もう少し頑張ってみる価値はあります。
しかし、1年後も同じような悩みを抱えていたりしんどい思いをしている自分しか想像できなかったら退職を検討してみましょう。
1年以上も今と同じしんどさを背負い続けるメリットはありません。
今がしんどいだけならもう少し頑張ってみて、時間で解決できないような問題を抱えているなら退職を考えるようにしましょう。
退職しても生活できるか
退職後に少しゆっくりしたいと思う場合、無収入でも生活できる生活費を貯金しておくことをおすすめします。
最低でも1年分の生活費を貯金しておきたいですね。
なぜ1年分なのかというと、転職活動や独立をしてもすぐに成果が出るとは限りませんし、貯金が少ないと税金や医療費などに翻弄される可能性があるからです。
退職後の生活費を計算しても、どこかに見落としがあったら予定よりも多く出費してしまいます。
ぼくは約1年半分の生活費を貯めて退職しました。
どうやって約1年半もの生活費を貯めたのかは以下の記事にヒントが書いてあります。
退職後のキャリア
漠然とでもいいので、退職後になにをしたいのかは決めておいたほうがいいです。
なぜなら、退職したいと上司に報告するときに退職後のことを突っ込まれる可能性が高いからです。
最悪ウソをついてもいいですが、どのみち将来を考えなければならないときがくるので、早めに考えておくに越したことはありません。
今の会社のことを考えるよりも、将来自分がやりたいことを考えることの方がワクワクすることもあります。
考えてる方向に進むかどうかは別にして、自分がなりたいと思う像が見えるといい意味でも悪い意味でも今の環境への見方が変わるかもしれません。
もし将来のことを考えてワクワクすることがあるのであれば、そちらに進むことで人生の充実度は上がるかもしれませんよ?
退職を決意した理由は人間関係に詰まっていた
全ての元を辿ると、退職を決意した理由は人間関係にあります。
そもそもぼくは集団行動が得意ではありません。
そんなぼくが会社に所属し、毎日のように同じ人間関係の下で仕事をするのは向いていなかったです。
人それぞれ違う人生があって当然なので、退職を決意することが人生の一大イベントみたいに思いすぎない方がいいと思います。
今の時代、転職は当たり前ですし、独立する人も増えています。
ぼくは生活費を貯めましたが、収入はほぼゼロの状態で独立しています。
それでも生きることは可能なので、最低限の準備をしていれば退職を恐れる必要はそこまでないと思います。
本記事が何かの参考になっていただければ、これ以上の幸いはありません。